真夏日が続く時期にかかりやすいイメージの熱中症ですが、急に気温や湿度が高くなり始める梅雨明け後から危険度がアップします。
熱中症とは、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温を調整する機能が暑さのせいで働かなくなることで起こる、さまざまな症状の総称です。
最近は「熱中症」としか聞かなくなりましたが、熱射病や日射病も熱中症の一部です。
これから暑さも厳しくなって、熱中症にかかる危険度も大きく上がります。
体力のない赤ちゃんやお年寄りにとっては生死に関わる怖い症状です。
外出だけでなく、家の中でも安心せず、変化を見逃さないように気をつけましょう。
目 次
【どんな時に起こりやすいの?】
熱中症が起こりやすいのはこんな日!
真夏日や熱帯夜が続く時季は要注意です。
- 日差しが強い
- 気温が高い(30℃以上)
- 湿度が高い(60~70%)
- 風が弱い、無風
- 地面や建物からの照り返しが強い
- 急に気温が上昇した
【どんな場所で起こりやすいの?】
炎天下や高温多湿の日は特に注意が必要です。
日陰のないグランドやプール、公園、海、屋外のレジャー施設、庭などでも、毎年多くの人が熱中症を起こしているとの報告があります。
炎天下、照り返しのきついアスファルト路を歩いて通勤、通学する時も油断できません。
工事現場やビニールハウスでの作業など、高温多湿の場所で長時間作業を行う時もリスクが高くなります。
たとえ日陰があっても、風通しが悪く、湿度が高い場所では、一度上がった体温が下がりにくいため、危険です。
【室内なら安心じゃないの?】
空調管理された屋内であれば危険はありません。
ですが、日差しが当たらない室内でも、蒸し暑くて風通しが悪い場合は、起こりやすい環境になります。
屋外と違い、炎天下ではないので安心しがちですが、空調管理を怠ると屋内でも熱中症のリスクがあります。
一般の住宅では…
直射日光が差し込む部屋はもちろん、蒸し暑く、湿度も高い風呂場や火を使う台所、狭くて熱がこもりやすいトイレなどは熱中症にかかりやすい場所になります。
公衆の施設では…
日の当たるガラス張りのビルや気温が上がりやすく、風通しが悪い体育館など高温多湿になりやすい施設内では注意が必要です。
【まとめ】
熱中症を発症しやすい環境は
炎天下と高温多湿!
屋内でも安心はできません。
日陰があっても、風通りが悪いと体温を下げることができなくなります。
真夏日や熱帯夜が続く時は、体に負担がかからないようにエアコンなどで空調を調整して、過ごしやすく!
冷やしすぎても体に負担がかかるので、室内外の温度差に気をつけてくださいね。
真夏日でもエアコンをつけない我が家は、毎年「短期暑熱順化」の訓練中です…
幸い今まで熱中症にかかった家族はいませんが、さすがに今年は高齢の母が心配です。
今年も、無理のないように乗り切ります。