前回の廃油石けん作りが思いのほか簡単にできてホクホクの千代です。
以前「まぜたら石鹸」を買うときに、一緒に「フレ!フレ!リサイクル」も購入していました。
「フレ!フレ!リサイクル」で使う廃油の量は1回分が約100g。
ちょっと試すにはちょうどいい量なので、こちらにも挑戦することにしました。
今回は、「ねば塾 フレ!フレ!リサイクル」を使った廃油石けん作りについてです。
目 次
「フレ!フレ!リサイクル」を使って いざ、廃油石けん作り!
今回使ったのはこちら
- フレ!フレ!リサイクル 1包
- 水 50ml
- 廃油 約100g
- 500mlのペットボトル
- できあがりを入れる容器
1包で100gの廃油を使います。
少し厳しいもしれませんが、500mlのペットボトルで4包全部作れそうです。
その場合、振るときにちょっと大変になります。
- マスク
- ゴム手袋
- メガネ(あれば)
「まぜたら石鹸」と同じで、こちらも「オルト珪酸ナトリウム(粉末の薬剤)」が使われています。
劇薬指定ではありませんが、アルカリ性製品のため、目に入ったり、肌に触れたりすると強い刺激があります。
なので、「マスク」「ゴム手袋」「防塵メガネ」などを身に着けて直接触ることがないように気を付けてください。
- はさみ・・・・外袋と中の薬剤には切り口がないのできれいに切るのに必要
- 漏斗・・・ペットボトルに薬剤を入れるときにこぼす確率が減ります。
- 菜箸など・・・容器に入れた後にまぜたり練ったりするときに使います。
- 計量器・・・きっちりはかりたい時に。0表示できるものだと便利です。
材料をペットボトルに入れてふりふりするだけという手軽さが嬉しいですね。
こちらは外袋を使うわけではないので、空のペットボトルが必要になります。
普段飲用していない場合は、すぐに作業ができないのでご注意ください。
私も、やっと手に入ったペットボトルを使いました。
作り方手順
- STEP
袋を開封して、1包を取り出します。
- STEP
空のペットボトルに水50mlを入れ、薬剤1包を加えます。
しっかり固まっていたので、軽くほぐしていれました。
- STEP
ペットボトルのフタをしめ、固形物がなくなるまで振って溶かします。
振っていると反応熱でカイロのように温かくなります。
やけどするほど熱くはなりませんので安心してふりふりしてください。 - STEP
薬剤が溶けたら廃油100gを入れ、フタをしっかりしめて恒例のふりふりタイム!
今回はペットボトルなので、フリフリ作業がはかどりました。
「まぜたら石鹸」は袋だったので、ジップをしていてももれてきたんですよね。
上下、左右、あちこち回しながら振ります。
目安として、1分振ってちょっと休み、また1分振るを数回繰り返すようです。
ボトルの中身がドロっとして粘性がでたら、ふりふりタイム終了!説明書にはだいたい10分くらいと書いてありましたが、10分くらいではまだ不安な出来…。
他の作業をしながら、1時間ちょっとの間、思い出したようにフリフリしていました。
シーザーサラダドレッシングみたいな感じになりましたが、これ以上とろみが出るのかはわかりません。
試すしかないので、この状態で容器に移すことにしました。 - STEP
できあがりを容器に移します。
容器は、前回失敗した廃油石けんを固めるために使った、お弁当のおかず保存カップです。
小さめサイズですがフタもついているので重宝しています。容器に流し込んだところ。
マヨネーズみたいな固さでした。菜箸で表面をささっと慣らします。
1包でこの容器2つ分の石けんができました。
…思っていたより少なく感じます。黄色の容器の大きさ- 長辺:上約 7.5cm、下約 6.5cm
- 短編:上約 5.5cm。下約 4.5cm
- 高さ:約 3cm
プリンカップだと1個分くらいの量でしょうか。
試す分にはちょうどいい感じ…かもしれません。あとはこのまま、2~3日放置ののち、型から取り出してさらに1~2週間乾燥させてできあがりです。
せっかくなので、開けたあとのペットボトルに3包全部入れて使い切りました。
量が多いとふりふりも大変です。
こちらは約2時間ほど、休み休み振っていました。
ペットボトルだとのんびりフリフリできて、意外と楽なので助かります。
フレ!フレ!廃油石けんのできあがり…?
作って翌日の様子…
なんだかバターもちみたいです。
…どうも振り方が十分ではなかったみたいです。
1包分の方は量も少なく、撹拌ができていたみたいで粉も少なかったんですが…
3包まとめて作った分はしっかり混ざっていなかったようです。
う~ん、2時間では足りなかったのか…。
一度にまとめて作る時は時間をかけてしっかり振らないといけないようです。
まとめて作る時はちょっと作業が大変になりますね。
ペットボトルで手軽にフリフリできると思ったけど、思いのほか重労働になりそう…
粉っぽさが気になっていましたが、さらに翌日(作って2日後)には粉が消えていました。
理由はわかりませんが、とりあえずひと安心。
ただ、表面はなんだか油っぽいんですよね…
説明書では3日ほどで型から取り出せるとのことでしたが、ここは慎重に1週間放置しました。
型から取り出して、ここからさらに1~2週間…乾燥&熟成させます。
粉のこともあるので、しっかり乾燥させないと…!
1週間後、型から取り出したところ
まだ固まり方が足りなかったようで、プラスチックカップの方は取り出しにくかったです。
シリコンカップの方が取り出しやすいので、次回作る時はシリコンカップで作ろうと思います。
さらに2週間乾燥させたところ
2週間の間しっかり乾燥させたと思っていましたが…
1週間目まではなかった粉がまた復活していました。
途中で明るい場所に移動したのが原因でしょうか…?
ずっと涼しいところで陰干ししておけばよかったのか…不明です。
使ってみた感想
石けん自体が全体的に油っぽいので一抹の不安を抱えつつ…
できてすぐに、台所での洗い物に使ってみました。
石けんを持って、スポンジに塗りつける感じで5往復くらい…。
…うーん、やっぱり泡立ちはいまいちかぁ…と思いましたが、スポンジに水分を含むと思いの外よい泡立ちに!
食器もタッパーも問題なくきれいに洗えました。
ただ、洗い方が悪かったのか、スプーンなどの金物はちょっと脂っぽさが残る洗い上がりになりました。
あと、洗い終わったあとのシンクが脂っぽくなるのは避けられません。
ちょっと手間ですが、洗い終わりにはシンク掃除用のスポンジで毎回磨いています。
習慣になれば、いつもきれいなシンクで気持ちよく使えます。
こちらは固形タイプなので、洗濯前の汚れ落としにも気兼ねなく使えます。
布マスクについたファンデーションを落とすのに最適です。
洗剤(漂白剤)に漬け込む前に、廃油石けんでファンデ汚れを落としてから、さらに薬用石鹸でもみ洗いをしています。
気になっていた石けん自体の脂っぽさや硬さは気にならなかったし、思っていたより使いやすくてホッとしました。
残った石けんはビニール袋に入れて冷暗所で保管することにしました。
今回、1セット(4包)で小さめの廃油石けん6個ができたので、しばらく持ちそうです。
廃油石けんに興味がありますか?
『シリコンカップの油汚れも、液体の廃油石鹸でキュキュっと洗える!?』
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おしまいに
使えなくなった油を使って作る廃油石けん作り、今回は「フレ!フレ!リサイクル」を使って固形タイプの石けん作りに挑戦しました。
できあがりまでの時間が長くて、途中で忘れそうになりましたが、なんとかできあがりました。
時間がかかるのは面倒だなぁと思いつつの挑戦になりましたが…。
最近は廃油石けんを釣り扱っているところも少なくなってきたので、時間を掛けて作るのもいいかなと思いました。
思ったより泡立ちもよかったし、洗濯物の下洗いにはやっぱり固形石鹸のほうがいいので、なくなりかけたらまた作ることにします。
次回作る時は、じっくり時間を掛けてフリフリし、しっかり陰干しするのを忘れないように…!
最後までお読みいただきありがとうございます <(_ _)>
「まぜたら石鹸」を使って作った廃油石けんはこちら