そろそろ年賀状準備の足音が近づいてきましたね。
いつもはパソコンで簡単に作った年賀状に一言添えて送っています。
本当に印刷するだけの超簡単なものなんですが・・・。
昔は1枚1枚にイラストと文字、コメントを書いていたのが、プリントゴッコに変わり、パソコン印刷に変わり・・とだんだん量産型になってしまいました。
今年は初心に戻って、せめて友人の分だけでも手作り年賀状にしてみようかな、と思案中です。
うちにあるものを活用したいので、「私製はがき」で作ってみようと思います。
普通のはがきと私製はがきの違いや、気になるサイズや重さと合わせて、年賀はがき以外の用紙(私製はがき)で作る時の注意をメモします。
目 次
私製はがきは、実は高く付くんです…!
いつも使っている郵便はがき(年賀はがき)は、切手代込みの料金なので、別に切手を貼る必要はありません。普通に考えても分かることなんですが、私製はがきを使う場合、
はがき(用紙)代 + 切手代
がかかるので、紙にお金をかければかけるほど、1枚あたりの金額が高くなります。
ちょっといい和紙なんか買うと、絶対に失敗できないプレッシャーでクラクラします。
高く付くのに、わざわざ私製はがきを使わなくても・・・と思いますよね。
確かにコストは掛かるけど、年賀状に限らず、絵手紙やお礼状を送る時に使うと特別感があるんです。
画材屋さんや文具屋さんにいくと、色や紙質などいろいろ選べるし、最近は100円ショップにもいろいろ揃っているので、予算と相談しながら選ぶのも楽しいですよ。
そもそも私製はがきって、郵便はがきとどう違うの?
はがきといって思い浮かぶのは
- 官製はがき
- 通常はがき
- 郵便はがき
- 往復はがき
などなど、ではないでしょうか。
「官製はがき」は、おもて面の左上に料金と一緒に絵などが印刷されているはがきで、別に切手を貼る必要がありません。
しかし、「官製はがき」という言葉は、現在では使われなくなりました。
「官製」・・・とは「政府がつくっている」という意味です。
かつて国が運営していた(郵政省)郵便局は、現在、民営化されて「日本郵便株式会社」となったので、官製とはいえなくなったためです。
「通常はがき」も同じようにおもて面の左上に料金と一緒に絵などが印刷されているので、こちらも切手を貼る必要がありません。
郵便局では「通常はがき」という名称で現在「ヤマユリ」、「山桜」、「胡蝶蘭」の3種類と往復はがき(タンチョウ)が取り扱われています。
「ヤマユリ」は通常紙、「山桜」はインクジェット紙、「胡蝶蘭」は通常紙とインクジェット紙、となっていて用途によって選べるようになっています。
「郵便はがき」は「郵便局がつくっている」はがきで、名称が変わっただけで「官製はがき」や「通常はがき」と同じものです。
つまり
官製はがき = 通常はがき = 郵便はがき
呼び名が違うだけで同じものということですね。
では、「私製はがき」とは?
私製はがきとは、郵便局以外の法人や個人(お店など)が作ったはがき、自分で作ったはがきのことをいいます。
先程も書きましたが、私製はがきで作ったはがきを送る際には、別途送料分の切手を購入して、それをはがきに貼ってから送らなければいけません。
でも、紙や色を選べるので、郵便はがきで作るのとはまた違った楽しさがあります。
はがきにイラストが描かれていたり、凝ったデザインだったり、自分のオリジナルだったり、旅先の風景だったり・・・
少し割高だけど、送るのが楽しく、もらっても嬉しいはがきです。
ただし、自分で作ったはがきを送る際には、切手の他にもいくつか気をつけることがあります。
私製はがきを自分で作って送る時に気をつけることは?
お店などで売られているポストカードをそのまま送る場合は、特に注意することはありません。
気をつけるのは送料分の切手を忘れずに貼ることくらいです。
自分で作ったはがきを送る時に気をつけることは、
- 大きさ
- 重さ
- 厚さ
この3点は特に注意が必要です。
■ 通常の郵便はがきのサイズは
100mm × 148mm
■ 私製はがきのサイズは
90~107mm × 140~154mm
上記の通り、サイズに制限があるので気をつけてください。
ハガキサイズに一番近い規格は
A6(105mm × 148mm)です。
最小規格ギリギリだと
B7(91mm × 128mm)になります。
重さは
2~6グラム の範囲内で。
6グラムを超えると、大きさは基準内でも第一種郵便物(定形外郵便物や手紙)扱いになり、料金が変わります。
ちなみに、郵便はがきの重さは3グラムです。小さな紙なのに意外と重い?
厚さは
通常はがきと同等以上の厚さがあればいいようです。
ダンボール紙のように、あまり厚くても重さでアウトになる可能性が高いと思います。
先日、窓口での話ですが、はがきのことを聞いたのに「厚さは1cm以内で~」と言われて「えっ?!1cmですか?」とおもわず大きな声を上げてしまいました。
シールなどの貼り物をしても、はがきで1cmを超えることはあまりないのでは・・・?
おそらく定形郵便物のことをいわれたんだと思います。
画像が小さくて見づらいけどこんな感じです。
サイズや重さについての詳細は↓こちら↓へ。
※日本郵政のホームページに移動します。
その他に気をつけることは、
はがきの場合は、規格内の大きさでも、必ず長方形になるように作ってください。
長方形でないものは、はがきとしては不可になるようです。
色や紙質にも規定があります。
色は白色、または淡色であること。
紙質や厚さは郵便はがきと同等以上となっています。
また「紙」であることが規定となっています。
濃い色の紙を使う場合は、
宛名ラベル(シール)を使って宛名などの記載内容が読み取れるようにします。
おもて面の上部、もしくは左側の中央に、
通常はがき → 「郵便はがき」「POST CARD」の文字を書き入れる。
年賀はがき → 切手(左上)の下に赤で「年賀」と書き入れる。
この記載がない場合は、第一種郵便物(定形外郵便物や手紙)扱いになります。
自分で作ったはがきに郵便番号枠を入れなくても問題はありません。
もし入れる場合、色は朱色、または金赤色と決まっています。
どんな色かわからない時は郵便はがきを参考にします。
シールやマスキングテープ、写真などを貼り付ける時は、重さもですが、剥がれないようにしっかり密着させます。
窓口で聞いた話では、ふっくらとした厚みのあるシールはあまりおすすめしないそうです。
自作のはがきを送るのに不安な時は、作ったものを持ち込んで、
- はがき料金で送れるのか(重さ、大きさ)
- このままの形状で送っても問題ないか
などを確認されると安心です。
定形外郵便とはがき作成のガイドラインは↓こちら↓へ。
※日本郵政のホームページに移動します。
【おしまいに】
年賀状以外でも絵手紙など、年間を通して気軽に送れるはがきですが、自分で作ったものを送る時にはあれこれと気をつけることがあります。
大切な人に送った特別な1枚が、料金不足で戻ってきたり、反対に相手の人に不足分の請求がいったり・・
そんなことにならないように、少し面倒ですがはがきを作る時には上記のことに気をつけたいですね。