朝、仕事に行く用意をしていると、どこからともなく漂ってくる臭い…。
鹿児島で大発生した記憶も新しい、カメムシのあの臭いです。
最近姿を見なくなったのに…と思いつつ探していると、化粧品サンプルを入れていたケースの中でカメムシが死んでいました。
死してなお放つあの臭い…!
そして、間接的被害なはずなのに臭いが取れないサンプル類。
サンプルといっても、無料のものから100~250円位のまであるので、捨てるのはちょっと…。
…というわけで、今日はカメムシの臭いを消すために試した方法を紹介します。
目 次
消臭といえば真っ先に思いつく重曹で試す
消臭といえば取り敢えず重曹…ということで、臭いがついた缶の底が見えなくなるくらい重曹をふりかけてみました。
サンプル類はビニール袋に重曹と一緒に入れてふりふりして口を結んでおきます。
試すついでに、サンプル類の半分をコーヒーかすと一緒にビニールに入れて同じようにふりふりして口を結びます。
そのまま放置すること2日。
缶の方は臭いが消えていました!成功です。
期待をしながらビニールの口を開けてみましたが、残念なことにどちらも臭いは取れていませんでした。
重曹を入れてふりふりしたくらいでは駄目なのかもしれません。
かといってすっぽり埋もれるくらいの重曹を使ったら、その後の使い道に悩むのであきらめました。
なおこの方法は、臭いが取れないだけでなく、フタとのすきまなどに重曹やコーヒーかすが詰まるのでおすすめできません。
カメムシの臭い取りの定番、食用油を試す
カメムシの臭い取りには油が良いとよく聞きます。
カメムシの臭いの元である分泌液は親油性が高く、油や脂肪に溶けやすい性質をもっているんです。
なので、うちにある食用油を使って臭いを消せる(落とせる)んですね。
分かっていて重曹を試したのは、単に油を使った後、洗剤で洗うのが面倒だったからなんですが、結果から言えば粉類をはたき落とす方が大変でした。
今回はプラスチック小物が多いので、小皿に油を少量入れてから、それを手にとって1つずつ油を塗り込んでいきました。
塗り込んだら、洗剤を泡立ててもみ洗いのあと水で洗い流す、の繰り返し。
そして乾燥させること一晩。
……
…
あれ?まだかすかに臭いが残っています。
容器によっては気にならないものもあるので、カメムシの近くにあったからなのか原因は不明です。
もしかしたら油をケチったせいかもしれません…。
お弁当箱もニオイがつきやすく取れにくいので、プラスチック容器についた臭いは取れにくいのかもしれませんね。…と勝手に納得。
洗う前よりましになったので、サンプル品はさっさと使い切ることにします。
手についた臭いは油+石けんで即解決!
プラスチック容器には期待以上の成果が得られませんでしたが、手についたカメムシの臭い消しは油と石けんでバッチリ解決します。
まず食用油(オリーブオイルなど)を手にとって揉み込むようになじませます。
そのまま石けんで洗ってもいいんですが、石けんが油でぬるつくのが気になる時は、先にお湯で軽く油を洗い流してからでも。
これであの臭いがあっさり取れるのは嬉しいですね。
もしカメムシの臭いが手について困ったときはぜひお試しください。
服についた場合はちょっと手間をかけて
食用油をなじませてから洗剤をつけてもみ洗いするという方法もありますが、生地などによっては油染みができる可能性も。
ちょっと手間はかかりますが、ぬるま湯の中にオレンジなど柑橘系の中性洗剤を入れて、その中に半日~1日ほどつけ置きしてから普段通り洗濯すると油染みの心配もなく臭いも取れ(軽減される)ます。
洗濯したあとはしっかり日に当てて干すとプラス効果も期待できます。
プラスチック容器同様、生地によっては思ったような効果がないかもしれませんが、お気に入りの服に臭いがついてしまった場合はお試しください。
カメムシが部屋の中に…!そんな時も慌てずに…(泣)
『カメムシが家の中に入ってきた時の対処法!家にあるものを使って』
臭いがついた時のまとめ…
『カメムシの臭いがついてしまったら…試してほしい方法はこれ!』
おしまいに
カメムシって「へっぴり虫」だとか「へっこき虫」だとかいわれて気の毒っちゃ気の毒なんですが、あの臭いだけはどうにも勘弁して欲しいですよね。
刺激を与えないようにしてても、死してなお臭うのでどうしようもありません。
カメムシは越冬するので、もしかしたら家に入りこんだまま何処かに潜んでいるかもしれませんね…。
そのまま臭いを残して死なないで欲しいです。切実に。
…ということで、カメムシの臭いが気になる時は油+石けん(洗剤)をお試しくださいね!
臭いだけで害はないんですが、果樹園を経営している方にとってはめっちゃ脅威の害虫なんですよね、カメムシ。
カメムシ被害を目にすると、臭いがついて大騒ぎするのが申し訳ないです。